亭主の独り言   (10) 春が来ました

 日が長くなりました。朝はウグイスの鳴き声で目が覚めます。鶯の鳴き方に上手い下手があるのはご存じですか?ホーホケキョと完全に鳴くのは少なく、「ホーホケッ」とか「ホーホケヒピョ」と鳴くのも多いのです。私の住まいに住んでいる鶯は正式な?鳴き方です。

 半月前、鶯の初鳴きを聞きました。春の到来です。これを初音(はつね)と言います。秋の到来は雁です。これは初雁 (はつかり) と言いますが、残念ながら私は聞いたことはありません。
 冬、鶯は「チャッ、チャッ」と鳴きます。鴬張りの廊下の音は冬のものです。メジロもこの時期になって複雑なさえずりを始めました。

 地球温暖化でも鳥たちはほぼ季節どおりに知らせてくれます。

  植物の世界では少し変化が見られます。例年通り花が咲きません。毎年10月の大山現代の美術館でグループ展があります。私も山野草で参加します。遅くても 前年の秋に草姿を予想して植栽をしますが、10月に咲くだろうとの予想が外れることが多くなりました。1か月前後狂うことが多くなったのです。

  植物との出会いは20代の時、和歌山でした。職場の庭の楠木が大風で倒れその幹に白い花が咲いていました。素敵な匂いです。日本植物学会会員で職場の長老 に教えてもらいました。
 「風蘭だよ。蘭でも東洋の蘭は良い匂いがするんだ。洋蘭は綺麗でも匂いはしないよ。部屋の欄間は蘭の匂いを伝える役目だという説も 有るんだ」。
 それをきっかけに私は東洋蘭にのめり込み、日本の自然に興味を抱き始めました。

 私どもの美術館には多くの陶芸家が出入りしています。様々なオブジェを見ていて植木鉢ではなくこれらの作品と草花の組み合わせをしたらどうだろう?今、その創作に没頭しています。雑誌に取り上げられた事も継続の意欲を掻き立てました。

 茶道の先生がおっしゃられました。
 「人間3つの趣味があれば、人生は充実しますよ」
 私にとってその一つが草花盆栽です。

 10月は楽しみであり、またプレッシャーの月です。

 伊勢原に多くの文化財やギャラリーが有ります。伊勢原市民にそれらを廻ってもらい郷土の再認識をしてもらおうという企画が持ち上がりました。「伊勢原アートギャラリー巡り」です。これも10月です。忙しい月になりそうです。

 秦野市を中心に同じような企画が行われています。5月開催です。今回、初参加をさせて頂きました。楽しい会でみな素敵な方ばかりです。また、新しい出会いが始まります。
  

 
相原秀樹亭主・館長 相原秀樹

私儀恐縮ですが、私は一見難しい人間に見られがちですが、実は全然違います。
しゃべりなのでお客様に嫌われないように静かにしています。
人間大好きです。なんでも結構です。お声をかけてください。




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